Q1会社に出勤すると同僚から、目が充血していると指摘されました。しかし私自信、特に違和感などありませんでした。どうして、充血したのでしょうか。

充血とは、目の白い部分を走っている細い血管が、何らかの原因で太くなり、血管が目立って見えている状態のことをいいます。よく、疲れやドライアイなどが原因として上げられますが、結膜炎などの病気の可能性もありますので、医師にご相談下さい。また、目を強く打ったり、こすったりすると、血管から出血することがあります。こちらは、1〜2週間で自然に治るので、心配はいりません。

Q2ジョギングしているとき、目にゴミが入りました。痛いのでこすっていると、涙がでてきました。どうして、目をこすると涙が出てくるのでしょうか。

目の黒い部分を「角膜」といいます。角膜は、外気にさらされています。だからこそ角膜を守るために、この部分には、痛みを敏感に感じる神経が走っています。同時に、この神経は涙を出す働きもするので、痛みを感じてから涙が出てくるというわけです。こすりすぎて角膜を傷つけると、保護する力が弱くなるので気をつけましょう。

Q3コンタクトをするようになってから「ドライアイ」という言葉をよく耳にします目が乾くとよくないのですか。また、どういう症状なのでしょうか。

「ドライアイ」とは、角膜を保護している涙の量が減少し、乾燥することをいいます。症状としては、ゴロゴロとした異物感やチクチクした痛みです。涙が減少すると角膜が傷つきやすくなり、傷がつくと細菌感染をおこす可能性もあり、処置が遅れ傷が残ると視界を邪魔することにもなるので、早めに眼科で受診することをおすすめします。

Q4花粉症の季節になると、目がはれ涙が止まりません。アレルギーだとはいわれましたが、なぜこのような症状がおきるのでしょうか。

「アレルギー」とは、花粉など本来体に害を与えない異物が、体内に入ったときにおこる「免疫反応」のひとつです。目がはれ涙が止まらないというのは、くしゃみやかゆみと同じように、花粉症を代表する症状です。中でも目の白い部分である「結膜」は、直接外気に接しているので、花粉が入りやすく症状が出やすい部分であるといえます。

Q5子どもの寝顔を見ていたら、まぶたが波を打つように動いていました。今までに見たことがなかったので驚きました。何かの病気の現れでしょうか。

浅い眠りのときは、夢を見ているといわれます。このような状態のときは、まぶたは閉じていても、目玉は動いていることが多いようです。そのため、まぶたが波を打っているように見えたのかもしれません。ただし、けいれんのような動きのときは、何らかの病気の現れかもしれませんので、早めに眼科を受診なさってください。

Q640歳を過ぎてから、老眼のような症状がでてきたようです。老眼とは、どんな病気ですか。また、一般的に何歳くらいから老眼の症状がでてきますか。

老眼とは、加齢によって水晶体(カメラでいうレンズ)の弾力が弱まり、近くを見るときにピント調節できなくなる状態をいいます。主に40歳半ば頃から現れるようです。症状としては、次のようなものがあります。気づかないうちに新聞を離して読む。近視の方は近くを見るときに眼鏡を外してしまう。暗くなると目がかすむ。遠視の方は、老眼の症状を早い時期から感じやすいようです。